給食は旬の食材を使い、和食を中心に素材そのものの味を生かし、おいしいお出汁を取って薄味で調理することを心がけています。
献立は栄養士がたて、園内で調理しています。
苦手な食材が出てくることもありますが、食べられないから出さないではなく、いつか自分から食べてみようと思えるように、食事の準備やお手伝い、栽培活動など楽しい食の体験を積み重ねています。
食を通して、季節や文化、友達と食べることへの喜びを感じたり、栽培活動を通して神様への感謝、命を大切にする心を育てて行きます。
子ども達は、お手伝いをすることが大好きです。 春はえんどう豆のさやだし、夏にはトウモロコシの皮むき、秋にはたくさんのきのこをほぐす、冬には菜っ葉をちぎるなど一年を通じて行っています。
玉ねぎの皮むきでは、茶色い服に覆われていた玉葱が、一皮むけるとツルンと真っ白に。
自分でできたことが嬉しくて、子どもの手より大きな玉葱を給食室まで誇らしげに届けに来てくれます。
自分たちでホットケーキの生地を混ぜ混ぜ | 皮むきのお手伝いは任せて。玉ねぎもほらツルン | とうもろこしのおヒゲがいっぱい |
自分達で栽培し、収穫できた野菜を使ってクッキングを楽しんでいます。
年齢に合わせて、調理器具も使います。
毎年2月下旬には、4歳児(青組)の子どもたちと、味噌作りをします。
クッキングといえば、『作ってすぐ食べる』というものが多いのですが、味噌作りや梅干し作り(5歳児6月〜7月)はそういうわけにはいきません。
味噌は、1月下旬から2月にかけての寒い時期に仕込みを行うと、10月から11月頃に食べ頃になります。
冬から春、夏と進むにつれて、発酵熟成が進み、さらに秋に気温が下がって落ち着いたら、おいしいお味噌になります。
年長児は、出来上がったらお味噌で、お味噌汁づくり。
他クラスにもおすそ分けをして、喜びをかみしめます。
手間ひまをかけ、変化を楽しみながら作り上げていく経験は、季節の変化と共に子どもたちの心にしっかりと残っていきます。
味噌づくり | うめぼし | カレーづくり | クッキング |